ジャニーズ性加害問題を巡って、連日新たな騒動が起き続けています。
そんな中、世間からはジャニーズ性加害問題当事者の会が「金目当てなのではないか?」「なんだか胡散臭い」という声も。
そこで今回は、被害者であるはずのジャニーズ性加害問題当事者の会がなぜ「金目当て」「胡散臭い」と言われてしまっているのか、その理由を調査しました!
記事の後半では、当事者の会からの驚くべき主張についても触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。
ジャニーズ性加害問題当事者の会が金目当て・胡散臭いと言われる理由は?
ジャニーズ性加害問題当事者の会が「金目当て」「胡散臭い」と言われている主な理由は、下記の6つです。
- ジャニーズの売上から毎年3%を要求
- 金銭や車を要求
- 被害届を出さない
- 代表・平本氏は被害に遭っていない
- ジャニーズの入所を指南
- ジャニーさんを偲ぶ会に参加
ここからは1つずつ、その真偽を確かめていきましょう。
当事者の会が金目当て・胡散臭いと言われる理由①ジャニーズの売上から毎年3%を要求
ジャニーズ性加害問題当事者の会が「金目当て」「胡散臭い」と言われている理由の1つ目は、ジャニーズ事務所から毎年売上の3%を要求していることです。
当事者の会はジャニーズ事務所に対し、被害者への補償に向けた救済基金を設立することを求めました。
そしてその基金に、「ジャニーズ事務所の売上から毎年3%充ててほしい」という発言をしていたのです。
ジャニーズグループの売上は、年間推定1000億円。
その売上の3%ということは、毎年約30億円を要求していることになります。
想像し難い金額ですよね…!
当事者の会によるこの莫大な金額の要求が、「救済よりも金目当てなのでは?」と思われる理由の1つになってしまった様子。
世間からは、
- 司法を通して決着をつけたほうが賠償額も適切だし、
当事者の会への偏見もなくなる - 当事者の会に毎年売上の3%が渡るなんて絶対嫌、
ジャニーズにお金使いたくなくなる
などといった声が上がりました。
当事者の会は他にも、
- 性加害問題のさらなる事実究明
- 被害者救済の対話の窓口を担う委員会の設置
を要請。
時効などに関わらず、被害者が声を挙げやすい環境作りを求めています。
あくまでジャニーズ事務所と被害者の「対話・協議」が必要不可欠という主張ですね。
しかしファンとしては「推しに対してお金を払っているのに!」という思いがあるため、当事者の会に対する嫌悪感に繋がってしまったという人も少なくないようです。
当事者の会が金目当て・胡散臭いと言われる理由②金銭や車を要求
ジャニーズ性加害問題当事者の会が「金目当て」「胡散臭い」と言われている2つめの理由は、金銭や車を要求したということです。
当事者の会で副代表を務める石丸志門さんは、ご本人のブログで下記のようにコメント。
- 生涯にわたって中流一般家庭並みの金銭保証…(中略)
という要求を漏らさず飲んでくれたら、
後に続く人も声を上げやすくなるのではないか - 生活保護では車も所有できませんので、
せめてFITくらいは買える生活をしたい
この石丸志門さんの発言に対して違和感や反感を覚える人が多かったようで、SNSなどでは次のような声も。
- 「中流家庭の生活ができる金額を一生払え」は過剰な要求では?
- FIT買うのも精一杯だったから、
「せめてFITくらいは」って発言がなんか許せない
ここではジャニーズの売上3%という大きな金額とは対象的に、「中流家庭並み」「FITくらいは」というリアルな金銭要求が、世間の反発を買うことになってしまったのでした。
ちなみに石丸志門さんは、うつ病と告発後に発症したPTSDを患い、生活保護を受けて生活しているのだとか。
「働きたくても働けない」という事情から、今後の生活を保証するような要求をしているようです。
当事者の会が金目当て・胡散臭いと言われる理由③被害届を出さない
ジャニーズ性加害問題当事者の会が「金目当て」「胡散臭い」と言われている理由の3つ目は、被害届を出さないことです。
強制性交罪の場合、民法に則り被害者は加害者に対し賠償請求をする権利がありますが、この賠償請求権にも下記のような時効があります。
- 被害者が損害および加害者を知った時点から5年
- 事件が発生した時点からは20年
つまり上記の期間を過ぎると、賠償請求する権利がなくなる=加害者(ジャニーズ側)には支払いの義務がなくなるのです。
そのため、
当事者の会は時効や証拠が不利に働くことを知っていて、被害届を出さない(=司法を通さない)ことで決着しようとしているのでは?
と考える人の声もありました。
このような事情を知っている人にとっては、被害届を出さないことも「金目当て」「胡散臭い」と感じてしまう理由になっているようです。
当事者の会が金目当て・胡散臭いと言われる理由④代表・平本氏は被害に遭っていない
ジャニーズ性加害問題当事者の会が「金目当て」「胡散臭い」と言われている4つめの理由は、当事者の会で代表を務めている平本淳也さんが被害に遭っていないということです。
当事者の会・代表の平本淳也さんは、ジャニーズ成果外問題を取り上げたBBCのインタビューで次のようにコメントしています。
- 僕そこまでやられてないんで
- だから被害にも何も遭っていない
- ただマッサージしてもらったレベルの
「被害にも何も遭っていない」と発言していますね。
しかしこの数ヶ月後、ジャニーズ性加害問題当事者の会を立ち上げ。
インタビューでは、
- 「ユー、もうすぐデビューだね」などと言われながら、
ジャニー喜多川氏より加害を受けた
とコメントしています。
この平本淳也さんの発言に対して、矛盾を感じる人が多発。
- 本当に被害に遭って補償を求める人を代表にしてほしい
- 当事者の会はまず代表の発言の矛盾を調査するべきでは?
などと、厳しい声が上がりました。
ただしBBCでの平本淳也さんの発言をきちんと解釈すると、次のような話をしていたことが明らかになります。
- 体をなで回される・大事なところを触られるという
被害にはあっていた - しかしそれ以上の性的な被害には遭っていない
- いわゆる”最後まで”という経験がないので、
一線を超えた行為だと認識していなかった - ジャニー喜多川氏は行為を強要していたわけではなく、
行くか行かないかの選択肢は自分たちにあった
当時の平本淳也さんはまだ幼く、ジャニー喜多川氏を慕う感情もあったため、自身が受けた被害をきちんと認識できていなかったのかもしれません。
また「被害者という言葉に違和感がある」とも語っている一方、
- ジャニー喜多川氏が行っていた行為は
社会的に認められることではない - 許せない気持ちも多く持っている
とも明かしました。
このような平本淳也さん自身の複雑な感情が、矛盾していて「胡散臭い」と思われてしまう理由に繋がってしまったのでしょう。
当事者の会が金目当て・胡散臭いと言われる理由⑤ジャニーズへの入所を指南
ジャニーズ性加害問題当事者の会が「金目当て」「胡散臭い」と言われている理由の5つ目は、ジャニーズへの入所を指南していることです。
これも当事者の会・代表の平本淳也さんの言動に関する矛盾が指摘されているもので、平本淳也さんは過去に『ジャニーズおっかけマップ』という本を監修・出版。
この本では「ジャニーズ事務所の入り方」と題して、ジャニーズへの入所を指南しています。
これに対し世間からは、
- 自分が被害を受けていながら
ジャニーズへの入所を勧めるのはおかしい - 性加害を知っていながらジャニーズへの入所を推奨しているなら、
平本淳也さんも加害者側でもあるのでは?
といった疑問の声が上がりました。
ちなみに…
『ジャニーズおっかけマップ』は、所属タレントの住所や自宅写真を無許可で掲載。
そのため出版社はジャニーズ事務所から訴えられ、敗訴しています。
当時の平本淳也さんが性被害について強く認識していなかった可能性もありますが、このような発言が矛盾と捉えられ「金目当て」「胡散臭い」と感じさせてしまったようです。
また平本淳也さんは他にもジャニーズに関する数々の本やコラムを書いており、それによって印税を稼いでいた様子。
このことも反感を生む理由の1つとなってしまっているのでしょう。
当事者の会が金目当て・胡散臭いと言われる理由⑥ジャニーさんを偲ぶ会に参加
ジャニーズ性加害問題当事者の会が「金目当て」「胡散臭い」と言われている4つめの理由は、当事者の会メンバーがジャニーさんを偲ぶ会に参加していたということです。
2019年9月、ジャニー喜多川氏が亡くなったおよそ2ヶ月後に行われたジャニーさんを偲ぶ会には、当事者の会のメンバーである下記の3名も参加。
- 平本淳也さん(当事者の会・代表)
- 石丸志門さん(当事者の会・副代表)
- 長渡康二さん
3名ともにこやかな表情で記念撮影をしていました。
さらに石丸志門さんはブログで、
- ジャニーさんの前で35年ぶりに直接ダンスを披露できました!
- なんという幸運でしょう!
とコメント。
これには、
- 性被害に苦しんでいたはずなのになぜ?
- 普通被害者が憎むべき加害者を偲ぶ会に行くのかな…?
など、その心情を理解できないと思った人も多かったようです。
さらに平本淳也さんはジャニーさんを偲ぶ会から約1ヶ月後、ジャニーズの魅力を語るトークライブを開催。
これについても、
- ジャニー喜多川氏による性加害を知っていながらなぜ?
と疑問を煽る結果になり、「金目当て」「胡散臭い」といった声が高まる結果となってしまったようです。
ジャニーズ性加害問題当事者の会が「金目当て」発言?!
「金目当て」という疑いの声も寄せられているジャニーズ性加害問題当事者の会。
そんな当事者の会・副代表の石丸志門さんから「お金目当てです!」という驚きの発言が飛び出しました!
石丸志門さんはYouTubeのライブ配信に出演し、さまざまな角度からジャニーズ事務所の会見についてコメント。
一部の人から「金目当てか」と言われる誹謗中傷を受けていたことを告白した上で、
- あえてここで言わせていただきたいのは、お金目当てです!
とハッキリと主張したのです。
さらに続けて、
- 私たちがお金を得ないと、あとの人たちの値段が下げられてしまう
- 性犯罪を犯すとこれだけ痛い目を見るんだという前例を作らないと
と、自身がロールモデルとなるためにも手を緩めるつもりはないことを発表しました。
お金そのものが目的というよりも、性犯罪の罪の重さを世間に知ってほしいという思いがあるようですね。
ジャニーズ性加害問題当事者の会が金目当て・胡散臭いと言われる理由!まとめ
ジャニーズ性加害問題当事者の会が「金目当て」「胡散臭い」と言われる理由についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
当事者の会が「金目当て」「胡散臭い」と言われるのは、下記の6つが主な理由であることがわかりました。
- ジャニーズの売上から毎年3%を要求
- 金銭や車を要求
- 被害届を出さない
- 代表・平本氏は被害に遭っていない
- ジャニーズの入所を指南
- ジャニーさんを偲ぶ会に参加
また「金目当て」「胡散臭い」という疑惑の声に対する当事者の会の主張は、下記の通りです。
- ハッキリ言ってお金目当てだが、
それは今後のロールモデルとなるため - 司法を超えた救済・補償を行ってほしい
- 過去の言動との矛盾は、
ジャニー喜多川氏を慕っていた一面もあるから
自分たちだけではなく、今は声を上げられない人たちのためにもしっかりとした補償を求めているようです。
ジャニーズ性加害問題をめぐってどのような形で決着がつくのか、今後もその動向に注目していきましょう!